保育の質

保育の質とはいったいどんなものか

近年、保育園や幼稚園の中で子供が死亡してしまうというケースが増えています。
きちんと保育士がついてフォローをしているはずの保育の現場で、どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか。

認可保育園でも多くの事故が増えている

近年にあった保育園関連の事故について考えてみると、件数がかなり多いことがわかります。
無認可保育園では30件ほどの事故が起きていますが、なんと認可保育園でも19件ほどの事故が起きているそうで、必ずしも認可保育園だから安全とは限らない、という保育園の現状がわかります。

では、具体的にどんな事故が起きているのかを考えましょう。
まず近年にあったのが、6歳の園児が並ばないことに腹を立てた男性保育士が子どもを放り投げ、全治六カ月の怪我を負わせてしまったという事件です。

6歳となると年長だと考えられますが、このくらいの年齢はまだまだスムーズにいうことを聞かない子がいます。
まず、保育園であってはならない事故になります。

ただ、この保育園は慢性的な人手不足に悩まされており、用務員が保育にあたるなどのケースがあったことも解りました。
慢性的な人材不足が、保育士たちの余裕を削って行った可能性もあります。

しかし、どんな理由があったとしても保育士が子どもを投げるなどと言うことはあってはいけないことです。

他にも、川下りをする園児に救命胴衣をつけていなかったせいで、ボートが転覆した時に園児が亡くなってしまったというケースもあり、
子供が大人の判断ミスに巻き込まれるケースも増えています。

保育の質が落ちている現状

保育園が増えること自体は非常に心強いことではありますが、それと同時に「質のいい保育士の確保が難しくなっている」という現状に関しては、
きちんと頭に入れておかなければならないことです。

保育士の質が落ちているということは、保育所を増やしたとしても質のいい保育士を集めることに難儀している、とも言えます。
それを考えると、やはり保育士の現状は大変なものであると言わざるを得ません。

保育の環境が悪化している

また、最近は子供を保育するのに十分な環境を整えることが難しくなっています。
園庭をつくることが難しくなってしまうこともありますし、定員をこえて子どもを預かっていることから目がいきとどかないというケースも出てきています。

このようなこともあるため、保育の環境を整えることが急務となっていますね。
ぜひ、この保育の環境を整えることを考えてみて下さい。