実は豊富にある空き缶遊び

みなさんは「空き缶を使った遊び」と聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?缶
おそらく鬼を決めて逃げまわる「缶蹴り」を最初にイメージされる人がほとんどなのではないかと思います。

「缶けり遊び」は、まず鬼になる人を一人決め、それ以外の人のうち一人が用意した空き缶を蹴ります。
それを合図に鬼以外の人全員がそれぞれ逃げてゆき、鬼が蹴られた缶を拾ってもとの位置に戻す前に近くに身を隠します。

鬼は隠れている参加者を探し、見つけたらその人の名前を呼んで(「○○ちゃん、みーつけた」など)、すぐに置いてある空き缶を踏みます。
すると見つかった子は鬼につかまり、木など目印のところから動けなくなります。

全員が見つかるまで鬼はこの探索を続けますが、もし参加者のうちのだれかが鬼に見つかる前に素早く缶を蹴ることができたら、つかまっていた人は全員開放されてまた最初からやり直しとなります。

ただこの缶蹴りは民間伝承として伝わっているものなので、正式なルールが決められているわけではなく、それぞれ年代や地域によって微妙に違ったルールで行われていることがほとんどです。

参考:空き缶あそび

もっと簡単に遊べる缶遊びもあります

しかしこの「缶蹴り遊び」は場所が必要である上、幼児が行うには若干ルールが複雑でわかりにくいということが問題になります。
そのため缶蹴りができるようになる前に、もっと簡単に行うことができる別の缶遊びがおすすめになります。

缶蹴り以外の缶を使った遊びでは、缶を空き缶の代わりにして底の曲線部分に乗せる遊びや、缶を使ったボーリング遊びなどがあります。
空き缶はどこにでもあるものですし、終わったらそのまま捨てることもできます。