ベビーサイン講師とは?

ベビーサイン講師資格取得のメリット

「ベビーサイン講師」とは、言葉をうまく話すことができない赤ちゃんと、ベビーサイン(Baby Signs)でコミュニケーションをとる育児法の専門家です。

もともとベビーサインはアメリカで1990年代から提唱されるようになった方法なのですが、日本でも2000年から急速に知られるようになってきました。
ベビーサインについてはテレビ番組やネットなどで多く方法が伝えられていますが、独学では誤った方法で覚えてしまうこともあります。
そこでベビーサイン講師は専門的にベビーサインについて学んだ上で、これから赤ちゃんとコミュニケーションをとろうと考えているお母さん・お父さんに対してセミナー等を開催していくことが仕事となるのです。

ベビーサイン教室は全国で開催されていることから、同じように赤ちゃんを持つ保護者同士での交流の場所になっているということもあるでしょう。
ベビーサイン講師は子供とコミュニケーションをとることを通じて、両親や周囲の人たちとも円滑な関係を築いていくための手助けをしていきます。

また、ベビーサイン講師という資格を取得することにより、自分だけが理解するのではなく周囲に伝えて教えるという方法を学ぶことが可能です。
自分自身の子育て経験がそのままスキルとして活かせることから、育児中に資格を取得しそこからキャリアにつなげていくという人も見られます。

必要なスキル

「ベビーサイン講師」という資格を主催しているのは、一般社団法人日本ベビーサイン協会です。
取得をするためにはまず協会が行っている講座を受講し、最終試験に合格することにより「ベビーサイン講師」として認定を受けることができます。
資格を取得することにより協会に講師として登録をすることもできるので、そこからセミナー講師の依頼を受けることが可能です。

なお協会の行う講座は全8回の合計41時間となっており、その他に10時間の自己学習時間が設けられています。
講座を通して学ぶこととしては、ベビーサインの基本や赤ちゃんの心理などで、いずれもすぐに子育てに役立つ実用的なものです。

活躍の場所

ベビーサイン講師の資格を取得することにより、多くの場所で仕事をしていくことができます。
前述のようなベビーサインセミナーをはじめとし、その他にも保育士として業務を行う時に、いち早く子供の意思を確認できるようになります。

保育関連の業務全般に共通して使える資格内容なので、幅広く仕事を探したり資格手当として待遇面をよくできるでしょう。
特に安全管理が必要となる保育の現場においてはベビーサインは大変有用であるということがわかっていることから、病院内の託児所やベビーシッターとしての仕事ではかなり参考になります。