知っていますか?学びなおし支援事業
みなさんは「格差」について聞いたことはありませんか?
例えば母子家庭の場合、どうしても金銭的な問題が発生しやすいです。
塾に通わせたいと思っても、そのお金がない…ということがありますよね。
実は、ひとり親家庭の6人に1人が貧困に苦しんでいるという統計結果が出ています。
ひとり親家庭の中には、年収が貧困層のラインである「122万円」を下回ってしまうひとも多くいます。
そうなると、やはり塾などに通うことができなくなりますので、両親が揃っている家庭に比べて進学に問題が出てくる可能性もありますよね。
そこで、現在行われているのが「学びなおし支援事業」になります。
親がきちんとした職場で働くことができるように~「学びなおし支援事業」
「学びなおし支援事業」では、ひとり親家庭の親がきちんとした職場で働くことができるような支援を行います。
多くの貧困家庭の場合、やはり親がきちんとした職業につくことができていない、そのスキルがないということが問題になるケースが多いです。
例えば、多くの職場でパソコンを使えることが求められているのに、パソコンを使うことが出来なければ就職をすることはできません。
このような難しさが、ひとり親家庭にはあるのです。
また、介護の仕事につきたくても「介護の資格がない」ということになると、やはり仕事につくのは大変です。
なので、今は「学びなおし支援事業」が行われているのです。
ひとり親家庭の13.8パーセントは中卒であるという現実
まず、ひとり親家庭の13.8パーセントが中卒であるという現実をみてください。
日本では、やはり高校を卒業しないとある程度の就職ができない難しさがありますので、中卒となると貧困の原因になってしまいます。
だからこそ、親に「学び直し」をしてもらうことで、就職などに必要な知識を得てもらおうという試みがこの「学び直し」というシステムです。
このシステムを利用することで、ひとり親がきちんと自立して生活をすることができるようになると考えられています。確かに、こういった取り組みは今後必要になりそうですよね。
さまざまな試みがおこなわれています
他にも、ひとり親家庭への支援があります。
たとえば、託児所つきの職業訓練。小さな子供がいると外出もままらないのは多くの人が同じですよね。
こういった活動のひとつひとつが、ひとり親家庭への支援につながっていくといいですね。