モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育はここ最近全国の幼稚園・保育園で急激に受け入れられるようになった教育法です。
日本においてはあまり馴染みがありませんが、教育法自体はかなり古い歴史の中で誕生した欧州ではメジャーな方法となっています。
教育法の名前になっている「モンテッソーリ」は、
提唱者でありイタリア最初の女性医学博士であるマリア・モンテッソーリより名付けられたもので、
自身が生前にイタリア・ローマで行っていた障害者施設の運営で行っていた方法がもとになっています。
マリア・モンテッソーリはもともと障害児教育に関して強い関心を持っていた医学者だったのですが、
その活動の中でローマ市内にある知的障害児施設での教育を任されたことにより一つの教育法を確立するにいたります。
モンテッソーリ教育法の根幹となっているのは子供本人の自主性を引き出し自立心を育てていくという方法で、
通常の託児施設のように先生と生徒という関係ではなく大人はあくまでも子供の見守り役としてその業務を行っていきます。
モンテッソーリ教育の理念と特徴
モンテッソーリ教育がここ最近日本で急激に人気を高めてきた背景には、日本的な集団教育ではなかなか培うことができない
個々人の能力を伸ばすという理念が今の時代にマッチしてきたからです。
モンテッソーリ教育の理念として掲げられている3つの特徴は
「個別活動を行う」「子供の自発性を促す」「異なる年齢でクラス編成をする」ということです。
これらは従来までの日本的な幼児教育の全く逆の理念のものであり、言い換えるならば欧州的な価値観をそのまま表すものでもあります。
なぜ今日本において急にモンテッソーリ教育が推奨されるようになったかというと、
それはやはり少子化が過度に進んだことにより子供の能力をよりよい方法で引き出すための教育が必要になってきたからということが大きいでしょう。
仕事における人員が十分な人数同じ価値観の中で確保をすることができた時代は既に数十年も前となり、
今後は外国人を始め異なる個性を持った人と仕事をしていくという能力が試される時期になっています。
そこでモンテッソーリ教育のような早い時期から子供一人一人の個性を伸ばして自主性を養うという教育が不可欠となってきています。
まだまだ一般的ではありませんが、そうした時代の流れを鋭く読んだ保護者たちがより時代にあった活躍ができるようにこの教育法を望んでいるというふうに捉えることができます。
モンテッソーリ教育法を習得するには
モンテッソーリ教育法は日本においては特定の主催団体に独占されているわけではなく、民間団体の多くが独自の基準で資格を設置しています。
ですのでこれから資格を目指すという場合にはまずはどういった団体があり、それぞれどんな特徴があるかということを調べておく必要があります。