就職活動のときの基本は他の業界と同じです

保育士としての就職活動は他の業界での就職活動と基本的な考え方は一緒です。
実際の保育士の職場で使用される服装は、動きやすいようにジャージやジーンズなどが許可されていることも多いですが、就職活動中はそれは全く関係ありません。

就職活動をする時には、採用する側はその求職者の「社会常識」を重視しますので、実際の職場で使用をするかどうかにかかわらず、就職活動の常識を守れているかということが問われます。

就職活動の基本は、まず服装や身だしなみを整えるということです。
採用のための手順はそれぞれの企業や施設によって大きく異なりますが、一般的には最初に電話もしくはメールや手紙で最初の申込みをし、それから面接という順番になるはずです。

保育士の仕事は国家資格がなければ行うことができない職種であることから、採用の基準は通常の仕事に比べて限定的になります。

そのため比較的最初の申込みから面接になる確率も高く、場合によってはすぐに書類を持って面接というようなスピード就活もありえます。

そうしたときに準備をしておきたいのが就活用のスーツで、仮に年齢が新卒時よりかなり経過しているというベテラン保育士さんであっても、一応は就活にふさわしいスーツを一着用意しておくべきでしょう。

就活にふさわしいスーツ選びのポイント

そこで「就活にふさわしいスーツ」とはどういうものか?という話になると思います。
就活スーツといえば春先が近くなると紳士服売り場や百貨店などの女性服売り場に大量に並ぶものを想像しますが、社会人になってからの就職活動でも求められるものは大抵一緒です。

普段からスーツを着慣れている人であれば、転職で着用するスーツについてアレンジをきかせることができますが、保育士のように普段はスーツを着用する機会がないという職種の場合は、あまり余計な工夫は加えない方がよいと言えます。

無難にまとめるのであれば、黒または紺色のスーツを選びます。
無地にするのが安全ですが、ストライプなどがあっても大丈夫な範囲です。

スカートスーツとパンツスーツのどちらでもかまいませんが、スカート丈が極端に短いものや、体型がタイトにでるようなパンツスーツは避けたほうがよいでしょう。

ブラウスやトップスについては就活用として使用されているものであれば問題はないと言えます。
派手な格好をしていくと、若いママさんやパパさんが多く訪れる場所で適切なドレスコードが取れないのではないかと危惧されてしまいますので、できるだけ露出は抑えた格好にする方がよいのです。

ただ、職場によっては就職選考に実技試験をつけているところもあります。
そうした場所では実際に保育士として活動するときの服装をしていきましょう。