保育士の求人は増加中?!

保育士は現在慢性的な人手不足状況に置かれている職種の一つです。
少子化の影響によって保育施設そのものが縮小傾向にある一方で、都市部では保育園が足りずに常に空席待ちをしている家庭が出てしまっているなど、ニーズと実態とのミスマッチが著しくなっています。

ハローワークや求人情報誌でも保育士の求人件数は非常に多く、保育士資格があるというだけで選べる仕事はかなり数多く見られるでしょう。

しかしながら保育士の平均給与額は決して高いというわけではなく、責任の重さや仕事の内容に対してあまりにも給与水準が低いということが問題視されています。

ただし全国どの保育所でも待遇が全く同じというわけでもなく、深刻な人手不足の園では待遇を良くして経験のある保育士さんを募集する例も多く見られています。

どの業界でもそうですが、キャリアアップのために転職をするというときにはきちんと事前に戦略を立てて希望の求人を探していくということが大切です。

最近では求人情報の検索はネットを使用することが多くなっていますので、情報収集をするときには複数の媒体から集めるようにし、その中から選定していくようにしましょう。

保育士の仕事では横のつながりも重要

保育士業界というのは男性も少しずつ増えてきてはいるものの、まだまだ女性が中心の社会です。
女性が多い職場ということは、同じ悩みを相談しやすかったり連帯感を持ちやすかったりというメリットがある一方で、グループ化しやすく人間関係に悩みを持ちやすいところでもあります。

保育士業界において転職を希望する人の理由としてかなりの割合を占めるのが「人間関係」です。

人間関係は同僚同士のこともあれば園長など上司とのウマがどうしても合わないということもあります。

人間関係を理由に転職をするということ自体は決して悪いわけではないのですが、あまりにもそれをこじらせてしまい、ケンカ別れをして退職をすると、それが後のトラブルに発展してしまうことがあるので注意が必要です。

女性同士の場合には噂の伝達が非常に早いので、近いエリアで転職をしようとすると悪い噂が業界に伝わってしまい、就職活動が難航してしまうことがあります。

もし人間関係のための転職を考えているにしても、それを元の職場で堂々と宣言してしまうのは問題です。

退職をするにしても、家族の事情などやむを得ない理由で転職をするといったふうに伝えておき、表面的にであっても円満退社であるようにしておくべきと言えます。

広いようで狭いのが保育業界ですので、仮に遠方に引っ越す場合であっても、前職の悪口をむやみに言いふらすということは、できれば避けておくべきです。