子供の頃にたくさん経験しておきたい「折り紙」

日本の伝統的な遊びとして「折り紙」がありますが、最近では優秀なおもちゃ製品が増えたせいか、あまり積極的に遊ぶ子供はいなくなってしまったようです。

ですが折り紙は日本に古くからある伝統文化ということもあり、子供でも作れる簡単なものだけでなく、大人が職人技として作るようなかなり精巧な作品もあります。

何よりも平らな一枚の紙がたくさんの形に変化していくということは、単純に子供の好奇心を刺激するものになりますので、ぜひ発想が柔軟な子供のうちにこそたくさんの種類の折り紙を経験させてあげましょう。

そんな折り紙の中でも子供の遊びに使いやすくておすすめなのが「紙鉄砲」です。
紙鉄砲は、三角形に折った紙を大きく振り下ろすことで「パーン」という大きな音が鳴ります。

作り方は単純で遊びの範囲も広いので、一緒に作って遊んでもらいたいと思います。
用意するのはやや大きめの長方形の紙で、大きいほど大きな音を鳴らすことができます。

最初に横向きにした紙を上下半分になるように真横に折ります。
次に一旦開いた紙の四隅を三角形に折りたたんで六角形になるようにします。

今度はそれを縦に折って左右で重ねるようにし、それを更に横に折って上下で重ねます。
それから折り上げた四角い部分に手を入れて広げて左右とも同じようにしたら、最後に半分に折ってできあがりです。

端から出た折り上げ部分を掴んで、三角形の尖っている方を下向きに振り下ろすことで、大きな音を鳴らすことができます。

紙鉄砲を使った遊びの数々

紙鉄砲を使った遊びとしては、一緒に作って鳴らし合い、より大きな音にした方が勝ちというものがあります。

紙鉄砲はなかなか奥が深く、使う紙の種類や大きさによって、かなり鳴った音が異なってきます。
大人でも上手に鳴らすのは難しく、丁寧に折っていくことでどうすればより大きな音になるかという工夫の余地が出てくるのです。

何回か鳴らしていると紙が破損してしまうというのも特徴で、一緒に作るときにはどっちが上手に作れるか競争をしていくのがよいでしょう。

ただし一緒に遊ぶときに注意をしてもらいたいのが、人の顔の前や耳元では鳴らさないようにするという点です。

上手に作った紙鉄砲はかなり大きな音がしますので、人の顔の近くで鳴らすのはかなり迷惑な行為になってしまいます。

また屋外で鳴らすと車のパンク音と勘違いしてしまうなど問題が起こることもあるので、一緒に遊ぶ大人の人は周囲に注意してください。

それと屋内で作成をする時、使った紙を置きっぱなしにしているとフローリングの上で滑りやすくなることがよくあります。

保育所などでは、小さな子供が転倒しないようにお片付けも指導してあげましょう。