折り紙メダルの作り方とコツ

保育園ではイベント行事を行うときに、子供にちょっとしたごほうびとして商品をあげることがあります。
商品といっても豪華なものである必要はなく、例えば折り紙で作ったメダルなどでも十分に子供にとっては価値のあるものになるのです。

保育士がそうした子供が喜ぶ商品としてよく作ることになるのが折り紙メダルで、子供が喜ぶ工夫をしていくことで、よりいっそう保育園という場所を楽しくしていくことができます。

折り紙で作るメダルはいくつか折り方があり、最終的な形状をどういったものにするかで異なってきます。
中には非常に複雑なものもあるので、きれいに確実に仕上げたいという場合はダンボールなどの用紙を使って工作で作るようにするのがおすすめです。
コツとしては、賞の高いものに金色や銀色を使うようにしつつ、リボンできれいに飾り付けをするということがあります。

子供用メダルはピンどめにすると危険なので、首から掛けられるタイプがおすすめです。
メダル部分にマジックで文字や絵を描いておくようにするとまたもらう楽しみが増えるので、その時期に子供に人気のあるキャラクターを調べておいて記入をしていくとよいでしょう。

メダルに何かメッセージをつけておくと、どういうときにもらえたかという記念になるのでおすすめです。
「あいさつできたでしょう」や「トイレにいけたでしょう」といったようにしつけの一貫としてできたことへのご褒美にしていくことで、子供たちのモチベーションアップにつなげていくこともできます。

折り紙メダルを作ったあとの楽しみ方

子供たちのためにメダルをつくる機会として、まず一番に挙げられるのが運動会です。
運動会ではかけっこや玉入れなど普段はあまりしないような団体競技を多く行うので、そこでよい成績をとれた子にはより豪華なメダルをあげるといったようにすると、真剣に競技をすることにもなるでしょう。

ただし気を付けてほしいのが、あまりメダルの価値ばかりを強調しすぎてしまい、もらえる子ともらえない子の差を大きくつけてしまうのはよくないということです。
過度な競争を煽ることで子供の人格形成に大きな影響を与えてしまいますので、最終的に全員がもらえるようにしていくということが重要になります。

このとき、子供たちが自分の好きなメダルをもらえるようにするということも大切です。
よくあるのが「男の子用」「女の子用」として色や飾り付けを分けるというものですが、子供の中には男の子でも可愛らしい花柄などが好きな子もいれば、女の子でも変身ベルトのようなかっこいいものが好きな子もいます。

保育士の立場としては、子供の趣味を決めつけるのではなく、子供の興味を優先して結果として一番欲しかったものあげるようにしましょう。