母の日のための手作りプレゼントの作り方のコツ

保育士として子供を預かるときには、年中行事をうまく利用して、そこから遊びや子供の創作をしていくことがよくあります。
中でも父兄たちからとても評判がよいのが、母の日などの記念日でのプレゼント作成です。

ファミリー層が多く利用をするキッズルームやショッピングセンターなどでは、母の日や父の日、敬老の日になるとたくさんの似顔絵が掲示されるのを見た方も多いでしょう。
保育園でも、記念日に合わせていつも自分の世話をしてくれる周りの大人のためにプレゼントを作るように指導しています。
中でも子供にとって最も身近な存在になるのが母親なので、子供たちにとってもプレゼントを作るのは楽しみなようです。

母の日向けのプレゼントの定番と言えばやはり似顔絵の作成でしょう。
似顔絵はシンプルでありながら気持ちを伝えるのにとても便利なものなので、子供たちに自由に描くように言って製作をしてもらうというのが一般的です。

ただ画用紙に顔を描くだけでもいいのですが、そこからできれば一工夫を加えると工作をしながら絵も描くことができるという楽しみが生まれます。
具体的な方法としておすすめなのが「飛び出る似顔絵」のように、紙を開くと顔の部分が浮き出るという方法です。

まず先に飛び出させたい顔の部分を書いて切り取り、土台となる画用紙を二つ折りにして真ん中あたりに縦に2本の切り込みを入れます。
そこから切り込みに従って中央部分を折込み、開いたときに内側に段ができるようにしましょう。

あとは立ち上がった部分に顔を貼り付けておくことで、開いたときにパッと顔が見える素敵なプレゼントになってくれます。

楽しみ方

似顔絵として描くだけでなく、自分なりのアレンジを加えるという楽しみ方もあります。

例えば切り絵にしてお母さんの顔を切り貼りで作ってみたり、またお母さんが普段から大切にしているものを一緒に描いてあげるといった方法です。
絵だけでなく、文字が書ける子供なら「ありがとう」などちょっとしたメッセージをつけてあげると、また感謝の気持ちが上手に伝わります。

それとせっかくプレゼントにするので包装にもこだわってみると楽しめるでしょう。
好きな色のリボンを子供に選んでもらって、書いた絵やメッセージを包んでリボンを貼り付けるようにすると、ぐっとプレゼント感が増してきます。
母の日にはカーネーションを送るというのもよい方法なので、折り紙で花を作ってみるのもまた別の工作になります。

義務的に作品を作るのではなく、作る過程を子供自身が楽しめるようにすることがより心のこもったプレゼントにするコツです。
それと細かいことですが、保育士さんの方でそのプレゼントを作った日付をどこかに入れておくようにすると、ご家族の手元に渡ったときに保管しやすくなります。