自作の衣装で遊ぶ楽しさを知ってもらおう

保育所に集まる子供たちは歌や踊りが大好きです。
保育士の資格試験にも楽器の演奏や歌についての実技が含まれていますが、子供たちにとって自由に体を動かしたり、大きな声で歌を歌ったりするということは、とても大きな成長のきっかけになります。

何よりも一緒の歌や踊りをすることは仲間や保育士さんとの関わりを深めることにもなりますので、ぜひ工夫を加えてより楽しく歌や踊りをしてみてもらいたいです。

そんな子供たちとの踊りでおすすめになるのが、自作の衣装を付けて行うダンス大会です。

お遊戯会などで練習をするのとは別に、子供たちが普段のダンスをより楽しく行うことができるようにしてあげられる簡単衣装作りをしてみましょう。

その中の一つとして挙げられるのが「新聞紙のムームー」です。
「ムームー」とは、フラダンスをするときに付けるいわゆる「腰ミノ」で、ハワイでは男性も女性も腰の周りにロープ状の布をまとめたものをまとって踊る様子がよく見られます。

ムームーは手作りも簡単にできますし、完成も早いので子供と一緒に作るのには最適の衣装です。
用意するのは新聞紙と紐、それに固定するためのセロハンテープやハサミなどです。

ハサミの使い方を覚えるためにもおすすめの作業となるので、ぜひ一緒に楽しみながら作ってみてください。

一緒に楽しむフラダンスのコツ

フラダンスは、大人向けの教室が開催されるなど、本気で学ぼうとするとかなり奥の深いものです。
ですが基本的には音楽に乗って自由に体を動かすことを楽しむものなので、子供を相手に行う場合はあまり難しいことは考えず、自由にやっていきましょう。

フラダンス用に使用される楽曲は専門のCDやDLコンテンツとして販売されていますので、そうした中からお気に入りのものを探してみてください。

最も有名な楽曲としては「アロハ・オエ(Aloha oe)」や「ラブリーフラハンズ(Lovely Hula Hands)」「カイマナヒラ(Kaimana hila)」といったところが挙げられます。

いずれもゆったりとした音楽に体をゆらゆらと揺らして楽しむ踊りとなっていますので、一緒に音楽を聞きながら楽しんでください。

踊りを踊る時には他にも南国風のインテリアを用意するというのもおすすめです。
ハワイのお土産などがあればそうしたものを置いてみてもいいですし、花をまとめて作ったレイを首からさげるだけで、かなりそれらしい衣装になってくれます。

ウクレレなどの楽器があると簡単な演奏をすることもできますので、保育士さんはちょっと練習をしてみてください。

南国風の景色を舞台にした絵本なども多く販売されていますので、一緒に雰囲気を作っていきましょう。